ひょんなことから「終活」という言葉を目にし、ふと自分の人生を振り返る機会がありました。気づけばもう60歳。これまでの経験が、どこかで誰かのお役に立てればと思い、今回は、私が経験した「旦那の浮気」についてお話ししようと思います。
1.妊娠中に気づいた旦那の浮気
最初の浮気は、私が妊娠中のことでした。
当時、周囲に話せば「旦那さんが悪いよね」と言われることが多かったです。
私自身も「あなたの子供を妊娠しているのに、どうして?」と頭の中が疑問符だらけになりました。
浮気に気づいたのは、旦那が何やら変な病気をもらってきたから。
若かった私は、彼の「お風呂屋さんでもらった」という言い訳を信じていましたが、周囲の人たちに「今どきそんな所で感染することはないよ」と言われ、状況が少しずつ飲み込めるようになりました。
問い詰めると、私のつわりの時期に浮気をしていたことが発覚。
許せない気持ちもありましたが、お腹の子はすでに中絶できない時期に入っており、結局私は出産を選びました。
旦那も、浮気がバレた後は申し訳なさそうに、一生懸命子育てを手伝ってくれました。
経済的にも、当時は女性が十分に稼ぐのが難しい時代。私は「この子が3歳になるまでは我慢しよう」と決めました。
2.3人目の妊娠 再び浮気発覚
その後、2人目を出産し、家族仲良く過ごしていました。
しかし、3人目を妊娠したとき、また同じことが起こりました。
車の灰皿の中に口紅のついたタバコを見つけ、問い詰めるとすべてを話しました。
彼は隠し事ができない性格だったのです。さらに、今回の浮気相手は私もよく知る女性でした。
彼女は、旦那が「妻にバレた」と伝えた瞬間、すぐに身を引いたようです。
私は彼女に会っても、何もなかったかのように「こんにちは」と挨拶をしましたが、彼女の引きつった顔は今でも記憶に残っています。
結局、その時も「子供が3歳になるまでは」と我慢しました。
しかし、最終的には3人目の子が10歳になった時に離婚を決意しました。
3.離婚を決意した理由
専業主婦だった私は働きに出ることにし、ようやくそれなりの収入を得られるようになりました。
そして、子供たちが成人し家庭を持った後のことを想像し、「この人と2人で老後を過ごせるか?」と考えたとき、無理だと判断しました。
子供たちには申し訳なかったですが、離婚を決めました。
4.男性の本音を知る
その後、若い男性と話す機会が増え、彼らの本音を聞くことができました。
彼らは「男が浮気をする時は、後先のことを考えていない」と言います。
「嫁さんや彼女が好きであろうと大事であろうと、目の前に『私を食べてもいいですよ』という女性が現れると、ほぼみんな食べてしまうと思う」と。
妊娠中の女性が大変なことは理解しているし、「嫁には無理をさせてはいけない」と思う一方で、「男は本能的に処理をしないと生きていけない動物でもある」とも話していました。
だからこそ、目の前に手軽な相手がいれば、行ってしまうのだと。
悲しいですが、それが現実なのかもしれません。
5.これから結婚・出産を考える若い世代へ
振り返ってみると、旦那は普段、家事も手伝い、子供たちにも優しく接する真面目な人でした。
でも、私自身がつわりでしんどく、子供たちの世話で精いっぱいで、旦那のことまで気にかけられなかったことも事実です。
これから結婚・妊娠・出産を迎える人に伝えたいのは、「男性の本能を理解し、旦那さんの気持ちを気遣うこと」も大切だということ。
もちろん、無理をする必要はありません。
でも、少しだけ「彼の気持ちを満たしてあげるにはどうしたらいいか?」と考えることで、夫婦の関係がより良くなるかもしれません。
浮気の原因は、女性側にも何かしらある場合が多いとも言われています。
だからといって、すべてを女性のせいにするつもりはありません。
ただ、現実を受け入れ、「自分にも何かできることがあったかもしれない」と考えることで、気持ちが少し楽になり、これからの人生をより良くするヒントが見つかるかもしれません。
6.最後に
私の場合、気づくのが遅かったのかもしれません。
そして、「老後、2人になった時に楽しくない」と感じた時点で、浮気の有無に関わらず別れたのかもしれません。
結婚を考えるとき、「お金があるか」「子供ができるか」など現実的なことに目を向けがちですが、何よりも「ただこの人と一緒にいるだけでいい」と思える相手を選ぶことが大切なのではないかと思います。
そうすれば、お互いに期待しすぎることもなく、ただ一緒にいるだけで幸せに暮らせるのではないでしょうか。
これからの若い世代が、夫婦仲良く、幸せでありますように。