長男の反抗期にママは真剣に取り組み始めた

7歳の長男が日に日にママの言うことを聞かなくなり、ママに叱られると弟に八つ当たりのように少し乱暴に接することが始まりました。

学校の先生からもお友達とのトラブルの電話が入るようになる。このままではいけない。ママは真剣に取り組み始めた。

ママは真剣に長男を何とかしなければと考え始めた

じっくり長男と話すが、長男はまたお説教が始まったと思うのか話は聞かない。

普段の接し方を見ていても、ママの話は聞き流している長男。ママが叱っていてもクスクス笑っているかのようにも見えるほど、ママを馬鹿にしているような態度の時もある。

 

そんな時には、ママはバシッと手も出します。それでも長男はたくまし過ぎるのか、全然効かない。

 

ママも、手を挙げるとやはり心苦しくなるようです。

 

本気で叱った時には、長男はごめんなさいと謝り、素直になっているかのように見えますすが、直ぐに忘れてまた同じことを繰り返している。

 

本当は、ごめんなさいと思っていないようです。とりあえず叱られている場から逃げたいのでは?と見えます。

 

そんなママを見かねてパパも動き始める

パパの仕事は自営業。毎日忙しく電話が鳴りっぱなしで打ち合わせの話や従業員への伝達・指導で子供の事をかまっている暇がない程仕事に追われている。

 

それを見ているのでママはパパには何も求めてはいない

ただ、ママからパパへのお願いは・・子供のことはしなくていいから、パパ自身のことは自分でしてほしい・・・と。

 

子供達に手が掛かるこの時期は、パパの世話まで出来ません。

パパも理解があり、お互いが干渉しない・されない性格なので、上手く自由にしているいい夫婦に見える。

 

けれど、ある日パパが長男にしつけをし始めた

学校から帰ってきた長男に今日の宿題は?筆記用具・連絡帳はちゃんと持って帰ってきた?と確認をすると・・・長男は「学校に忘れた」

 

するとパパは「じゃあ今から学校に取りに行く」と長男と共に出かけた。

 

そして、明日からきちんと持って帰ってこなければ、「友達と遊ぶ」「ゲームも禁止」と約束をさせた。

 

そして、パパはきちんとしなければ自分が困るんだよ・・・と少しお説教も付けて、ママの話もきちんと聞かないとダメなことも教えていた。

 

男社会は厳しい?

そして次の日、学校から帰ってきた長男。パパは仕事でいない。長男はお友達と遊びたい。ママに聞く。

するとママはパパに電話して聞きなさい。パパとの約束があることを知っていた。長男はシブシブ電話する。

 

宿題は学校で残ってやってきた。筆記用具も持って帰ってきた。連絡帳だけ忘れてしまった。と伝えると。

パパはじゃあ遊びもゲームもダメだね。今週はあと2日、我慢しなさい。と伝える間もなく長男は電話をきる。

 

するとパパは直ぐに掛けてきてしっかり最後まで話をし、長男を納得させた。

 

3つ出来なかったことが、2つ出来たのだから、お友達と外で元気に遊ぶのは許してあげてもいいのになぁ・・とバアバは心の中で思った。

男社会の厳しさなのでしょうか。

しかし、パパとの約束事なので、バアバは口を挟めない。そこで、「2つ出来るようになったことを褒めた」

長男は、それでも不機嫌そうに部屋に上がる。

 

男社会は厳しいなぁ・・3つという約束で1つ忘れても、約束は約束。 お遊び禁止・ゲーム禁止は解かれない。

けれど、その次の日、持ち物は持ち帰り、宿題は終わらせパパに見せに行く・・・嬉しそうに・・・。

 

すると、パパは「今から自由時間だね」お遊びは時間が遅くて出来なかったけれど、ゲーム解禁!長男は嬉しそうにゲームをしていた。

 

バアバは、ホッと一安心。少しづつでも出来なかったことが出来るようになった時、本人が一番うれしそうにしていた。

ママの努力も続く

3つ出来なかったことが、2つ出来るようになっても、パパとの禁止事項は変わらない。

 

けれどママは長男にご褒美があげたくて、今日は長男の好きなご飯のメニューにしてあげよう。「何が食べたい?好きなご飯を作ってあげるよ・・。」

 

しかし長男は禁止事項が解けないことに、まだ不足の気持ちを持っていた。素直になれない。

 

パパには、反抗したくても出来ない長男は、まだママには少し反抗は残る。なぜならパパは物静かな話し方で、普段あまり接することが無く、言われていることも道理に合っているので、反抗しようがない。

 

ママは、どちらかといえば感情で叱ってしまう。これは女性には多いですね。

ママはママで、土日の学校がお休みの時には、ママは長男が行きたいところへ連れて行ってあげよう!と。

 

小さな弟を連れて少し離れた大きな公園や野球が好きな長男のお相手・バッティングセンター・・と精一杯小さな手の掛かる弟を連れて出かけるよう頑張っている。

 

あ~ママも大変だなぁ・・・頑張っているな・・・。とバアバは思いながら。

長男の本当の気持ちは・・・

お説教の時、ママは長男の気持ちをいつも聞こうとすると。

いつも長男の答えは同じ「ママを弟とパパにとられた・・・」という思いをもっているらしい・・。

 

娘にその話を聞くと、胸が痛くなるばあば。長男の気持ちがよくわかる。

 

実はママと長男は母子家庭だった。そこにパパが現れ、弟が誕生。長男の居場所が少しづつ無くなってきている。長男はそれが悲しい。

 

長男の気持ちがわかるバアバは、長男には少し甘くなってしまう。なので長男はバアバには優しい。けれどお説教はバアバの話も聞けない。

 

そこで、バアバは弟が寝ている時、弟が居てもバアバが弟を見るから、長男にママに抱っこしてもらいなさい・・。というと長男はママに飛びついて、抱っこしてもらっている。ず~と。

 

7歳にもなると普段やんちゃな長男なので、恥ずかしさや照れくささで、しないのかと思いきや、思いっきり抱き着きに行く。

あ~かわいいな・・・。長男は日ごろず~と我慢しているんだな~。大好きなママを取られてしまっていることを。

 

ママは、半分嬉しさ、半分重くて疲れる・・という反応に見えるけれど、抱っこのお付き合いをしている。

 

バアバは思うこと

一生懸命若夫婦は、頑張って長男を何とかしようとあれやこれやと手を打っている。

もう少し、長男の気持ちに早く気付いて上げていれば、良かったのにな~と思ってしまう。

 

長男が4歳になる位から少しづつ気付いていたバアバは、娘にはチョコチョコ訴えていたけれど、娘はそれほど気にせず事の重大性が解っていなかったようです。

 

その昔、母が悩んでいた頃に言われていた言葉、子どもの異変を戻すには、異変が起こった期間の倍の時間が掛かるんだよ・・と。

 

そして、行動も大事だけれど、一番大事なのは、母の気持ちなんですよ。という事。

 

子供が寝ている間・・学校へ行っている間・・遊びに言っている間・・そばに居なくても常に子供のことを想い・願い、「あなたは素晴らしい子なんだよ」と元気に明るく頑張っていることを想念する。

 

小さな子供の心は大人よりも綺麗です。世の中の汚れた部分を見ていない分大人よりも純粋なのです。

 

世間体や育児書に書いている通りの子でなければダメ・よその子と比べて劣っているとか、そんな事はどうでもいいくらい・・・。

 

子供の心を汚し、傷つけているのは大人なんだよ・・。
子供は、行動よりも心で感じているんだよ・・。

 

そして、一番伝達するのが早いのが、ママの心なんだよ・・。

 

十月十日の間のママのお腹に入る間にママを教科書として、感情移入のお勉強をしているんだよ・・。と

 

子供を、修正する一番の近道は、ママがそのことに気付き、十月十日の妊娠中に動いたマイナスの想いに気付き、間違っていたことは反省し、ごめんね・・。から始まり、ママと共に成長するんだよ・・・。という事。

 

子供を持つと母は強くなれる。子供は一番の自分の見方!のように思ったことはありませんか?

そんな思いをさせてくれる子供がいてくれることに感謝したことはありませんか?ありがとう・・と。

 

子供にとっても、「ママは一番の自分の見方!」と思ってもらえるママになれれば、子どもはいつも優しく、頼りになる関係になれると思いますよ。(心の中で・・)

 

バアバも3人姉弟、娘も3人兄妹(子供達)ですが、その昔一番手を焼いた

「非行少年の弟」「不良のカリスマの娘」今このバアバを沢山気遣ってくれているのはこの二人です。

 

姉弟・兄妹も優しいですが、常に気にかけてくれている、この二人には特に感謝します。

 

この長男の出来事は、まだまだかわいい位の問題、中学生以降になると悲惨な状態の経験がありましたが、今はこのふたりにはいつも感謝出来る位にバアバに気遣ってくれています。

 

みんな、幸せであ~れ!

では、この辺で・・また次回まで。