話が苦手、上手く人と話せない、悩みますね。この本の基本は上手くプレゼンする方法について書かれた本なのですが、日常生活の中でも当てはまるなぁと思える本です。上手く話すためにとても参考になる本「1分で話せ」だと思いました。プレゼンはもちろん、スムーズに相手に伝えるための話し方ということがわかりやすく、読みやすく例題を使って書かれています。
1.話し方の参考になる本「1分で話せ」
プレゼン資料を作るのは得意なのだけれど、人前に立つと上手く話せない・・等々プレゼンが憂鬱になる事もあります。
そもそも人に提示・提案をするプレゼンの資料を作成するときも、誰かに物事を伝えたい時にも、自分の頭の中にはその提案通りに行えば想像している結果に到達する。という思いで作成します。
その提案がどんな素晴らしい内容でも、上手く相手に伝わらなくては、本当に勿体な無い事です。そして大事なことは相手を行動に移させることの様です。
左脳と右脳に働きかけるように話す!
2.上司から渡された一冊の本 「1分で話せ」
その上司は、口数が少なく自分の要望を伝えるだけで、部下の話はあまり聞かない人。
部下たちは、言われたことに対して、質問をすることも出来ず、言われた事を覚え、後から自分で調べ理解する・・というシステムの会社です。
コミュニケーションのない、機械的に仕事をする会社なんだ‥と思いました。
ただ、上司は仕事は出来る人・・あれでお客様と上手く商談が出来ているのかな?と疑問も出るほど、口数の少ない上司。けれど営業成績はよく仕事をどんどん取ってくる。
なんで?と思っていました。
部下たちは、その上司が居る時と居ない時の開放感が違うのか委縮してしまう。私はその上司にいつも疑問を抱いていた。
こんな、会社で働いていてみんな楽しいの?一人一人の本来の良さが出せない会社なんじゃないの?・・・と。
ある日、渡された一冊の本「1分で話せ」
その本をを見た瞬間は、上司に対して「あなたが部下を上手く動機付けさせることが出来るお勉強をしなさい」と思いました。
3.嫌々ながら読んだ「1分で話せ」
本を読むのは苦手、時間が無いという私は、何かあればネットで調べる、youtubeの再生速度上げて早く情報を得るという方法で調べ物をしていました。
面倒くさい、時間がもったいないと思いながら仕事の合間で読み始めた。
う~?なんか面白い!
読んでいると、1章1章、例題や絵柄があり、本が苦手な私でもスラスラ読める。
左脳に伝えて、右脳で動かす?
へ~!脳ってこうやって働くのか・・。
基本は、プレゼンについての内容でしたが、日常の会話の仕方や自分の情報を誰かに伝えたいときの、話し方の参考にもなる。
4.その本を読んで気付いたこと
人に事柄を伝達する時には、自分の感情も付けてしまう事ってありませんか?
聞く側にすれば、あなたの感情は今の段階では必要ないんです。
まずは、仕事の成約を取ることが先なのです。必要なのはユーザー様の感情を理解する事なのです。
私は物事を説明する時には、始まりから結果まで全部の説明をしていましたが、上司にとってはそんな流れの話や感情はどうでもよく結論は僕がする事は何?ということでした。
「Time is money(タイム イズ マネー)」仕事が出来る方々が口にする言葉。
たかが会話、されど会話 「Time is money」は、ここにも必要なのか・・。
コミュニケーションは、社会生活を営む人間の間では大切!と思っていた私は、少し甘かったですね。
企業側はとしては、コミュニケーションうんぬんの前に、「先に結果を出しなさい」
ということです。
厳しいけれど、企業人としては当たり前のことですね。
5.誰が読んでも参考になる本 「1分で話せ」
この本は、企業のプレゼンの仕方をメインとしての内容ですが、これはどんな人にも誰が読んでも参考になる本だと思います。
・「例えば、子育て中のお母さん!」
お子様の教育の際、子どものお説教の時や、伝えたいことを話すとき、子ども達はお母さんのお小言を長時間聞くのはうんざりしてると思います。
1分で完結に左脳と右脳を使う会話が出来れば、子ども達の動機付けが出来そうです。
・「仕事で悩んでるお友達に話す」
友達や同僚の相談を受けた時の話し方にも、お友達が元気を出し、行動し始める動機になるかもしれません。
自分の大切な誰かのために、最適な話術が取得出来るかもしれません。
面白いし、参考になるし、短時間でスラスラ読める本でした。
1分で話せ 世界のトップが絶賛した大事なことだけシンプルに伝える技術 / 伊藤羊一 【本】 |